熊本県水俣市 協立クリニックは、水俣病の診断・治療・リハビリ、神経内科、精神科、内科を専門としています。
2011年1月15日、不知火海沿岸での水俣病の健康調査の必要性を問うシンポジウムが東京で開かれました。
シンポジストとして参加した高岡院長は、「実態を把握することこそが政策の基本」として、水俣病の医学の歴史を振り返り、これまでの調査結果を報告し、未認定患者救済の対象地域内外の地域の居住者で症候に差がないことを報告しました。
藤野医師は、救済対象となっている1969年11月以降の出生者にも症状があることを報告し、「地域や年代で区切らず調査をするべき」と主張しました。
岡山大大学院の津田敏秀教授は「水俣病は食中毒事件」であり、「食中毒は食品衛生法に基づき疫学調査が義務付けられており、調査をしないのは法律違反」と述べました。