熊本県水俣市 協立クリニックは、水俣病の診断・治療・リハビリ、神経内科、精神科、内科を専門としています。
2008年9月19~21日に北海道大学で開催された、第72回日本心理学会で、高岡院長が、「メチル水銀曝露住民の視覚探索能力」というポスター発表をしました。
これは、視野狭窄や重症の失調がなく、表在感覚障害を有する水俣病患者さんの視覚的認知能力を調査したものです。コンピュータディスプレイの複数の文字群から目標の文字を探索するのに、同年齢の健常者と比較して、平均して2倍近い時間がかかることがわかりました。
中枢神経疾患であるだけに、慢性水俣病の健康障害は一見しただけではわからない奥深いものがあります。